とある内向型のASDブログ

発達障害について書いています。

「一人でニヤニヤしてしまう…。」それ、もしかしたら、失笑恐怖症かも?②



こんにちは、マシロです。

 

本記事は、前回の

「一人でニヤニヤしてしまう…。」それ、もしかしたら、失笑恐怖症かも?①”

の続きになります。

 

前回の記事を閲覧してから、本記事を閲覧してくださると、スムーズに読めると思います。

 

「一人でニヤニヤしてしまう…。」それ、もしかしたら、失笑恐怖症かも?①”

maashiro.hatenablog.com

目次

 

失笑恐怖症を持っている人が感じていること

 

失笑恐怖症を抱えて生きてきた僕が、一人でニヤニヤしてしまうことにより、感じていたことを書きます。

 

失笑恐怖症を抱えている方は、いくつかは共感するのではないでしょうか?

 

また、身近なところで、失笑恐怖症のような方がいたら、その方の感情を理解できると思います。

 

①本人は、「一人でニヤニヤ」してしまうことを、とても気にしている。相手に、申し訳ない、と思っている。

 

よく一人でニヤニヤしてしまう人は、

 

「自分が、一人でニヤニヤしてしまうこと」を認識していることが多いです。

 

そして、一人でニヤニヤすることの弊害も理解しています。

 

そのため、一人でニヤニヤしてしまうことを、とても気にしています。

 

また、周囲の人が原因でニヤニヤした場合、「ニヤニヤして申し訳ない」と本気で思っています。

 

②誰かに「ニヤニヤしていること」を指摘されると、不安になる。素の自分を出しにくくなる。

 

失笑恐怖症の人は、好きでニヤニヤしているのではありません。笑ってはいけないところで、笑ってしまうことを、恐れています。

 

学生の頃に、僕が部室だったり、他に人がいるところで、

 

「一人でニヤニヤ」してしまった時に

 

「なんで笑っているの?(なんでニヤニヤしているの?)」

「なんで、いつも笑いをこらえようとしているの?」

 

と、人から言われたことが、よくありました。

 

そのときに、

「あ、いやいや、思いだし笑いしちゃって…」

「近くにいた○○君がなんか面白くて…」

「人といる時は、いつも笑顔を心掛けているんだ」

 

という意味不明な言い訳をしたりして、ごまかそうとしていましたが、相手からは、「本当か?」と思われていたと思います。

 

「やばい、ニヤニヤしているのが見つかった…」

「変な奴だと思われる」

「ニヤニヤする人と思われる」

 

と言った感情が浮かんできて、頭が不安で真っ白になっていました。

 

また、人から

 

「なんで笑っているの?」

 

と指摘されるのが、恐怖だと思っていたので、普段、僕と接しているけれど、僕があまり得意でない人に対しては、

 

指摘されるのが怖いから(話の流れで言われるのが嫌だから)

 

あまり接しなかったこともあります。

 

③普段、笑顔が少ないのに、笑うところでないところで、笑う、という矛盾したことが起きている。(発達障害当事者)

 

これは、発達障害当事者によくあることですが、発達障害さんは、無表情であることが多く、人から

 

「怖い人」

「私といるのが面白くないの?」

 

と思われやすく、人間関係が苦手な傾向にあります。

 

しかし、こんな特性があるにも関わらず、本来は、

 

・人といる時は、会話を楽しんだり、一緒にしていることで、自然な笑顔をするべきなのに(笑顔でいるべきなのに)、無表情でいて、なかなか人間関係がうまくいかず

 

・合唱の練習中や、真剣な会議中といった、笑うべきでないところで、

ニヤニヤしてしまう

 

という真逆な笑顔をしてしまいます。

 

④笑ったらダメ!と思って、抑えようとすると、ぎこちない感じになる。

 

親を車に乗せた時の話のように、

 

一定のシーンで、「ここでニヤニヤしてしまう!」

 

というところがあります。そういう時は、「笑ったらダメ!」と思いやすく、話がぎこちなくなったり、など普段の自分とは違う感じになってしまいます。

 

⑤周りに「なんでマシロは、ニヤニヤしているの?不気味な人」と思われていると思っている。

 

これは、失笑恐怖症の方なら、全員感じていると思います。

 

特に日本人は、同調を強く求めます。

 

場違いなところで、ニヤニヤすると、誰かは、

 

「なんでニヤニヤしているの?不気味」

 

と思ってしまう、と思います。

 

誰かに、嫌がられるのは、つらいですよね。

 

でも、失笑してしまうのです。

 

 

「一人でニヤニヤしてしまう」対策法

 

僕は、一人でニャニヤすることを、気にするようになって、様々な感情を抱えてきました。

 

しかし、対策法を行ってきた結果、現在では、時々失笑することはあるものの、あまり気にならない程度に収まりました。そこで、僕が行ってきた対策法・考え方をご紹介します。参考になったら、嬉しいです。

 

対策①:失笑しそうになったら、「痛み」で注意のベクトルを変えよ!

 

失笑恐怖症の方は、一人でニヤニヤしてしまうと(もしくは、ニヤニヤしそうになったら)、

 

「笑ったらダメ!」

 

と、強く思ってしまうと思います。しかし、こう思う程、逆に、笑いがこみあげてしまうと思います。

 

感情で抑え込もうとしても、意味がないんですよね。

 

そこで、知人に紹介してもらったのが、

 

「痛みで注意のベクトルを変える」

 

ことです。

 

「どういうこと?」と思う方がいらっしゃると思うので、説明します。

 

みなさんは、ケガをして痛い思いをしている状態で、人から話しかけられた時に、痛みが強くて、話を集中して聞けなかった、という経験はないでしょうか。

 

この現象を利用して、失笑を和らげることができます。

 

僕は、失笑しそうになったら、

左手の人差し指の爪を、

左手の親指の腹に、強く当てると、

その痛みに注意がむいて、

失笑が収まったことがあります。

イメージ写真

このように、他の注意にベクトルを向けてみましょう。

 

他にも、マッサージボールや、ごつごつした石を強く握るのも効果的です。

 

対策②:失笑してしまう時を認識しよう。

 

みなさんは、失笑した時、どういったシーンで失笑してしまったか、覚えていますか?

 

失笑した時、頭が真っ白になって、記憶が曖昧になりやすいかもしれませんが、後で、

 

・いつ?

・だれがいる時に?

・周りの状況(人数、人との関係)

・何が原因で?

・どんな感情をもって?

・失笑してしまったか?

 

メモ(スマホ、紙、どちらでもいいです)に記録しておきましょう。

 

紙に書くことで、頭の中の記憶を整理し、冷静に分析できます。

 

すると、だいたい、自分はどういった時に失笑してしまうのか、把握できます。僕の場合は、だいたい、

 

・周りに人がいる時

・どちらかというと、真剣な時

・おもしろい人がいるのを見た時

・つまらない作業をしている時

 

に、ニヤニヤしてしまいます。

 

また、分析していると、「似たようなシーンで」失笑してしまうことが分かると思います。

 

対策③:事前に症状を伝えておく

 

これ、とても重要です。

 

言うのが怖くて、できない人が多いんですよね。

 

なぜ重要かと言うと、

 

「事前に言っておくことで、相手は、『悪気はないんだな。がんばって直そうとしている。』と思ってくれる」

 

からです。

 

ただ、注意点としては、

 

・話す相手をよく考える

・こういうクセがある、と伝える時に、直そうと努めている

 

ことに気を付けてほしいと思います。

 

・話す相手を考える、というのは、(多くの人と接していて分かると思いますが、)

 

「人によって受け止め方は違うし、平気で他人に言ってしまう人もいる。」

 

からです。

 

なので、初対面では、あまり話さない方がいいか、と思います。

 

何回も会って、「この人になら、話しても受け入れてくれるだろう。人にも話さないだろう」と確信できる人に話すといいと思います。

 

 

対策④:「自分は今、ニヤニヤしているんだ」と言う(口に出して言えないなら、心の中で言う)

 

これは、「メタ認知」というものですが、簡単に言うと、自分を客観的に見る、ということです。

 

「人が周りにいるのに、ニヤニヤすると、周囲から変に思われるのに、ニヤニヤしてしまうことがある。」

 

これは、失笑恐怖症の方なら、避けたいことです。

 

でも、こう思っているのに、避けられずにニヤニヤしてしまう。

 

この時、もしかしたら、自分のことを客観的に見れていない可能性があります。

 

そこで、していたことが、

 

「あ、俺、今ニヤニヤしている。ニヤニヤしてる。ニヤニヤしてる。」

 

と、何度も自分に言い聞かせることです。

 

すると、冷静に判断することができ、失笑を抑えられます。

 

 

対策⑤:失笑恐怖症の方は、想像力がある?一人でニヤニヤするのは「才能のつぼみ」だと考えよう!

 

音や人、空想でニヤニヤしてしまったら、メモを取った方が良い。

 

と、②で説明しましたが、失笑してしまった時に思っていたことは、「何かおもしろいネタにつかえるのではないか?」と考え、記録に残しておきましょう。

 

なぜかというと、ニヤニヤした時に思ったことは、失笑恐怖症でない人は、なかなか想像できないことだから。唯一無二の可能性を秘めています。

 

もしかしたら、そのネタを、youtubeなどの動画編集や、ブログ、小説の執筆、などに活かせるかもしれません。

 

失笑恐怖症は、「想像力のあらわれ」

 

なのかな、と思っています。

 

もちろん、失笑恐怖症を抑えていくべきですが、決してひどいものではない、と捉えるようにしましょう。

 

芸能界では、蛭子能収さんや、ジミー大西さんが、失笑恐怖症ではないか、と言われています。

 

お二人とも、マンガ家や、画家としてご活躍されています。

 

失笑恐怖症は、「豊かな才能のつぼみ」でもある、と思います!



 

失笑恐怖症は、想像力がある証拠です!

 

失笑恐怖症の方は、

 

「ニヤニヤしてしまうのは分かっているけれど(人からきらわれてしまうのではないか?というのは分かっているけれど)、ニヤニヤしてしまう」

 

という相反した感情を持ってしまって、つらいですよね。僕もつらいです。

 

しかし、様々な対策をした結果、かなり気持ちが安定して、失笑を減らせた、と思います。

 

また、想像力があることの証拠でもあります。

 

そう考えると、うれしい副産物、ではないでしょうか。

 

失笑恐怖症、という名前自体、おそらく、全然浸透していないと思いますが、意外と身近にいると思います。

 

本ブログで、失笑恐怖症、という言葉の知名度が、少しでも上がったら嬉しいです。

「一人でニヤニヤしてしまう…。」それ、もしかしたら、失笑恐怖症かも?①

 

こんにちは、マシロです。

 

いつもブログを閲覧して下さり、ありがとうございます。

 

みなさんは、こんな悩みをかかえていませんか?

もしくは、身近な人で、このような人はいらっしゃいませんか?

 

・笑ってはいけないところで、一人でニヤニヤしてしまう。(テスト中や、お葬式、打ち合わせなど)

・笑う要素がないところで、笑ってしまう。

・「何ニヤニヤしてるの?」と、よく指摘される。

 

このようなことがあったら、もしかしたら失笑恐怖症」かもしれません。

発達障害の方にも、失笑恐怖症で悩んでいる方はいらっしゃると思います。)

 

僕は、学生時代の頃、一人でニヤニヤすることが多く、悩んでいました。

 

しかし、今はかなり抑えることができました。学生時代が100だとしたら、今は15まで収まったと思います。

 

今回は、同じような悩みを抱えている方が、少しでも悩みが軽くなるように、失笑恐怖所について書いていこうと思います。僕の体験談、意見も書いてあります。

 

※本記事は、

・「一人で笑ってしまう」ことでお悩みの方

・「一人で笑っている人」が身近にいる方

発達障害をお持ちの方

向けの記事になっています。

 

また、2部構成となっています。

続きは、以下のリンクから、ご覧ください。

maashiro.hatenablog.com

 

 

~目次~

 

 

~失笑恐怖症について~

失笑恐怖症とは?

まず、

 

「失笑恐怖症、って何?初めて聞いたんだけど」

 

と言う方のために、失笑恐怖症について、「ハートフルライフカウンセラー学院」さんの記事を引用し、説明します。

 

失笑恐怖症とは、対人恐怖症のひとつで「笑い恐怖症」ともいわれています。

・笑ってはいけない場面だとわかってはいても笑いが止まらない
・何もおかしくないのに笑いがこみあげてくる
・笑ってはいけない場面で笑ってしまう
・我慢すると余計に笑いが止まらない
・笑ってはいけない場面で笑うのではないかと恐怖に感じることがある
・笑ってはいけない場面で笑っている自分が、周りからどう思われるか不安になる
などの症状があります。
怒られている最中に噴き出し、「笑ってはいけない」と思うほど可笑しくなってしまうという悪循環に陥ります。

原因は、極度に緊張したり不安や苦痛を抱えたりしているときに、その恐怖心を回避するために笑うためであったり、笑ってはいけない状況の緊張感や恐怖心に耐えられず、そのストレスを緩和するために笑いがこみあげてくるためといわれています。

 

「引用:ハートフルライフカウンセラー学院 https://www.heartfullife.jp/glossary/%E5%A4%B1%E7%AC%91%E6%81%90%E6%80%96%E7%97%87/

 

この文章を読んで、感じたかもしれませんが、簡潔に言うと、

 

「笑ってはいけない場面で、笑ってしまう」

 

ことが失笑恐怖症なのです。

 

また、単に、失笑してしまう病気、ではなく、「対人恐怖症」であることに注意してください。失笑恐怖症を抱えている人は、対人関係が苦手な傾向にあるのです。

 

「失笑恐怖症」と「そうでない方」との違い

 

一人で自宅の部屋で過ごしている時に、

・一人で笑ってしまったり、

YouTubeなどの動画を見て、動画で笑ったり、

 

学校の授業や、仕事で周りに人がいる時に、

 

・授業で、先生がおもしろい雑談をして、クラスメートが笑っている時に、自分も笑ったり、

・仕事で社員数名と一緒にいて、みんなが笑っている時に、自分も笑う

 

のであれば、ごく普通のことであり、周りからの目なんて気になりません。完全に一人ならば、笑っても何も問題ありません。

 

しかし、失笑恐怖症の方の場合、例えば、

 

・仕事で、部屋内に自分以外の社員がいて、笑いがでる要素がない時に、デスクワークをしていて、ひとりでニヤニヤしてしまう。

 

・プライベートで、一人で洋服を買いにアパレルショップへ行った時に、服を見ながら、ひとりでニヤニヤしてしまう。

 

ことがあるのです。

 

「笑い」にもジャンルがある

みなさんも感じていると思いますが、僕は、

 

「笑い」にはいろんなジャンルがある。

 

と思っています。

 

マンガを読んでいて、オノマトペ(物事の状態を表す擬態語 ざわざわ、ガミガミ、じめじめ、など)を見たことがあると思いますが、「笑い」でも、オノマトペで複数の表現で表されています。

 

・ニコニコ

・ゲラゲラ

・ニヤニヤ

 

などがありますが、3つとも、意味合いがけっこう違います。

 

・「ニコニコ」は、明るく楽しそうにほほえむ様。声は出ません。

・「ゲラゲラ」は、人と会話している時に、おもしろい、と感じて声を出して笑っている様。

・「ニヤニヤ」は、周りに人がいる場面で、人と会話していない。笑いが発生するような要素がない。時に、声を出さず笑う様。

 

だと、みなさんは感じていると思います。

 

「ニコニコ」「ゲラゲラ」は、ポジティブな時につかわれますが、「ニヤニヤ」は、あまりポジティブな場面で使われないと思います。

 

「ニコニコ」と「ニヤニヤ」は全く違うのです。

 

失笑恐怖症は、このオノマトペで言うと、「ニヤニヤ」に当たります。

 

失笑恐怖症の傾向のある方以外でも、ニヤニヤしてしまった経験はあると思いますが、みなさんは、

 

ニヤニヤするとき、

 

・よく顔を下に向けて隠したり

・後ろを振り向いて隠すようにしたり、

・モノを顔の前までもっていって、ニヤニヤした顔を隠す

 

といった行動で、ニヤニヤを人に見られないようにしたことがあると思います。

 

つまり、ニヤニヤというのは、あまり人に見られたくない笑い、なのです。

 

なので、失笑恐怖症の方は、失笑(ニヤニヤ)すると、心底では羞恥心が強くなってしまいます。

 

~僕の失笑恐怖症経験談(学生編)~

僕が抱えている失笑恐怖症(学生時代)

ここで、僕が実際に経験した、失笑恐怖症の経験談を話そうと思います。

みなさんも、似たような経験があるのではないでしょうか?

 

僕が、ニヤニヤしやすい、と感じるようになった時

僕が、独りでにニヤニヤしやすいな、と感じるようになったのは、小学生高学年の頃でした。

この頃は、ちょうど、全国展開している予備校に通い始めていました。

 

予備校では、特に、講義中に先生をいじるような、おもしろいタイプの生徒が多く、先生も、小学校の先生と違って、個性が強い先生が多く、なにかと刺激的でした。

 

そんな予備校での生活を送っている中で、ある先生Aと出会いました。

 

その先生Aは、いつもニコニコしている男性の先生で、雑談をする時も、生徒からいろいろといじられているような先生で、そのニコニコ具合から、「ニコちゃん」と、おふざけキャラの生徒から言われていました。

 

僕は、そんな先生Aのことが、かなり強く印象に残るようになり、予備校に行っていない時(学校の帰り道や、学校の授業の時など)に、先生Aをたびたび思いだすようになりました。

 

「(生徒が黙って講義を受けているのに、先生はなぜかニコニコしている時に、『なんで笑っているの?』と生徒からツッコまれる先生Aを想像して)(おもいろい、と思ってしまう)」

 

「(逆に、いつもニコニコしている先生Aが、めちゃくちゃ真剣な顔で授業をしているシーンを想像して)(なんかおもしろいな、と思ってしまう)」

 

といったことを、日常でたびたび思いだすようになりました。

 

そして、このようなことを思いだすと、声を出さずに口が笑ってしまう、いわゆる「ニヤニヤ」してしまうことがありました。

 

それから、中学では…

それから、中学生になると、この「ニヤニヤ」がより強くなったことを覚えています。

 

例えば、

 

・お昼時間に、近くの生徒と机を合わせて給食を食べている時、笑いがでるようなことがなかったり、誰も喋っていないのに、「ニヤニヤ」してしまう。

 

・文化祭の合唱コンクールの発表のために、クラスルームや音楽室で合唱の練習している時に、急に「ニヤニヤ」してしまい、先生に注意されて練習がやりなおしになる。

 

・授業中、周りがマジメに勉強している時に、「ニヤニヤ」してしまい、先生から注意される。

 

といったことがよくあった、と思います。また、中学の頃、テニス部に入っていましたが、なぜか「ニヤニヤ」してしまい、一部の生徒から、「ニヤニヤ」と呼ばれることもあり、

 

心の中では、

 

・「笑ってはいけない」と分かっているのに「笑ってしまう」ことに対して気づいていたけれど、なぜか治らない。

 

・周りに注意されたり、バカにされて恥ずかしい思いを重ねている

 

状態でした。次第に、

 

「(ニヤニヤしてしまったらどうしよう?)」

「真面目なシーンで笑ったらどうしよう?」

「突然笑ったら…?」

 

と思うことも増えました。

 

突然笑うのが怖くて、普段通りの自分を出す、ことが苦手になっていた、とも思います。

 

高校・大学では…

高校・大学では、想像してニヤニヤしてしまうことが増えたように思います。

 

例えば、

 

・普段、真剣に授業をしている、担任の先生や、ムードメーカータイプの学生が、教室に扉を開けて入ってくる時の表情を見て、

「いつも真剣に授業をしている、あの先生が(または、あのムードメーカーの○○君が)普通の顔をして、(楽しそうな雰囲気で)教室に入ってきた!)」

と想像して、笑ってしまう。

(いつもと違う感じで笑った?または、あんたが入ってくるのかよ?という空想で笑った?)

 

このような内容で、違うシーンでもニヤニヤしてしまったと思います。

 

また、音で連想して笑ってしまうこともありました。

 

例えば、

 

・授業中、学校の外で、車のクラクションの音の数や、モノを引きずったり、ぶつかった音が、聞いていて面白い、と感じたり、身近なものの発音に似ていたら、笑ってしまう。

 

独りでに、ニヤニヤしてしまうことがあったので、他人に、

 

「悟られたくない」

 

と思い、「なんで笑っているの?」と言われたら、

 

「身近な人が原因で…」

 

と言い訳してしまうことがあり、迷惑をかけたことがありました。(ニヤニヤした本当の理由を言うと、変な奴、と思われてしまうので。)

 

また、

 

・過去にあった、笑ってしまう出来事を思いだして、ニヤニヤしてしまう、「思い出し笑い」

 

や、

 

・叔父のお葬式のお通夜といった、笑ってはいけないところで笑う

 

こともありました。

 

しかし、自分が集中できる場面(好きなことをしている、得意な科目を勉強している、など)では、あまり失笑はなかったように思います。集中できない場面や、楽しくない時に、失笑しやすかったかもしれません。

 

今思うと、頭の中が、様々な感情でおしくらまんじゅうしているようだったな、と思います。

 

「なんでニヤニヤしてしまうの?」

「不気味な人、と思われていたら…」

「対人関係で支障がでる」

「感情を抑えないと…」

「その時に応じた表情ができない」

と、考えていたように思います。

 

社会人では…

社会人になってからは、実は、学生ほどひどく失笑することはなくなった、と思います。

 

しかし、デスクワークといった、あまり楽しくない、退屈な作業の時は、集中力が途切れ、ふと、周りの社員の仕事風景をみたり、雰囲気や、思い出しでニヤニヤしてしまうことはあります。

 

・癖のある人(自分が、この人おもしろいな、なんか頭に残って、ふいに思いだしそうな人)がいると、笑ってしまう。

・自分の失敗で笑ってしまう。

 

失笑が減ったから、といって、失笑恐怖症は収まっている訳ではないです。

 

幼い頃は、よく母から怒られたり、真面目に教育してくれることが多く、母が怖い、と思っていたのですが、そんな母を、僕の自動車に乗せて運転するとき、なぜか失笑してしまい、母に注意されることがあります。

 

これは、一度だけでなく、母を車に乗せる、と分かったら、運転中に失笑してしまうのです。

 

「あの、ふだん真面目で、よく俺を叱っていた母が、俺の隣に座っている!?」

 

と思い、失笑してしまいます。失笑してはいけない、と分かっていても、失笑してしまうのです。

 

続きは、以下のリンクからご覧ください。

maashiro.hatenablog.com

少数精鋭の企業に、「発達障害が長続きしない」と思う6つの理由

こんにちは、マシロです。

 

発達障害者、または発達障害かもしれないという方、グレーゾーンの方で、少人数の企業に就職してしまい、苦労したことがある人は多いのではないでしょうか?

 

僕もその一人です。大学を卒業して、新卒で入った企業が少人数の企業で、地獄を味わっていました。

 

就活をしていく中で、発達障害の特性からか、大きい企業の試験を受けても内定を貰えず、悩んでいた時に相談に行っていた就職相談所にて紹介してもらった企業が、僕が新卒で入った少人数の企業(店舗の内装の設計・施工会社)でした。

 

 

社員の人数は、社長といった役員を含めても10人に満たないような、非常に少人数の企業でした。(役員を抜くと、1桁しか社員はいませんでした。)

 

そこで今回は、発達障害アスペルガーASD)当事者の僕が経験した、

 

「少人数の企業に、発達障害者が就職するとどんなことが起こるのか」

 

を書いてきたいと思います。

 

・過去に少人数の企業にいた方

・今、少人数の企業に就職して苦労している方

・これから先、少人数の企業に就職を考えている方

 

の参考になればうれしいです。

 

少人数の企業に就職すると何が待っているのか?目次

少人数の企業に発達障害が就職すると何が待っているのか?(少人数の企業の特徴)

僕が感じた、少人数の企業の特徴と、発達障害者が少人数の企業に就職すると、何が待っているのか、を話したいと思います。

 

少人数の企業の特徴1.自分が配属された部署の仕事だけでなく、他の部署の仕事もやる可能性が高い。(いわゆる、なんでも屋)よって、マルチタスクになりやすい。苦手な仕事をやることになる。

 僕が就職して配属になった部署は、設計や施工管理(現場監督)に関する仕事が主でしたが、時間が経つにつれ、本来は事務がやる見積などの書類作成などもやらされるようになりました。

 

 僕は、大学生の時に設計をしていたので、CADによる設計はまだできたのですが、見積のような書類作成はあまり得意ではありませんでした。

 

 先輩に教えてもらっても、よく分からない。どういう見積を作れば正しいのか分からない。

 

見積は最後に社長が確認していたので、僕は、毎回のように怒鳴られていました。見積や書類作成への苦手意識が強くなってしまいました。これにより、どんどん精神的に追い詰められていたと思っています。

 

基本的に少人数だと、人の余裕がないので、表面的には仕事内容を分けていても、実際は事務の人がやるような、仕事の見積などをやらされることが多かったです。

 

(逆に、事務の女性が、現場に行き、施工の手伝いをする、といったこともありました。)

 

よって、自ずと設計だけでなく見積、電話対応など、マルチタスクになっていきました。

 

さらに、電話にでたときには、話の内容を記憶できない。メモをしてもよく分からない、といったことが起こり、劣等感が強くなっていきました。

 

少人数の企業の場合、やはりパーソンパワーが足りないと思います。

 

オールマイティになんでもできる人が欲しいのだろうか。会社の会長も、「なんでも屋にならないといけない。」と言っていたほどです。

 

その企業は歴史があり、ずっと働いてきた60代のベテランも多かったので、

なんでも屋になる」

という考えが根強く残っていたと思います。

 

少人数だと、「一つの事だけをやる」ということが大きい企業よりもはるかに難しい、と思います。

  

少人数の企業の特徴2一人一人が非常に重要(大人数と比べて)。ゆえに、発達障害の悪い部分が目立つ。

少人数の企業(例として10人とします)では、仮に社員全員で100万円の利益を出すとしたら、

大人数(500人とします)の企業の場合、社員一人当たりの売り上げに対する影響は2000円となるが、

これが10人の企業だったらどうなるでしょうか?

 

一人当たり、なんと10万円も売り上げに影響を与えてしまうのです。

 

よって、このような少人数の企業では、一人欠けると企業の利益が変化してしまうので、一人一人のスキルがかなり重要になってきます。

 

果たしてこのような企業に、得意不得意がはっきりしている発達障害者が、定型枠で(おそらく障害者枠はないでしょう)就職して、安心して働くことができるでしょうか。

 

一人一人にかなり質のいい優秀なスキルを求めるので、少人数の企業には、

 

・自分のスキルにかなりの自信があって

・なおかつ少人数の小さい企業を自分の力で大きくしたい!

・と考えているエリートな人

 

の方が向いているような気がします。

 

だからこそ、発達障害者が仕事でよく困っていることであろう、

 

マルチタスクができない。

・電話が苦手。

・会議の内容がつかめない。

・同じミスを繰り返す。

 

など。

 

があったりすると、少人数では仕事が回りにくくなってしまうのです。なので、悪い部分だけがどんどん目立っていき、苦しくなってしまいます。

 

さらに、社内で失敗があったりすると、「誰がやった?」ということがすぐに広まってしまうのです。

 

発達障害者は、少人数よりも、例えば会社内で10人休んだ人が出てきたとしても、全く社内に違和感のないくらい大きい企業の方が、仕事も細分化しており、働きやすいと思います。

 

少人数の企業の特徴3.教育が不十分。成り立っていない。

特に新卒で少人数の企業に就職する場合、この教育が不十分なのは発達障害者が苦労するところだと思います。

 

私が新卒で入った少人数の企業では、実際に就職する前に、3月中旬ごろに2日間、会社で入社前オリエンテーションがあり、この詳細がのった書類を郵送で受け取っていましたが、その書類には、

 

「敬語の使い方や電話対応といった社会人の常識、マナーについて教育する」

 

と書いてありましたが、

 

いざオリエンテーションになったとき、このような話は一切でてこず(新卒の人が部屋に集まり、会社の取締役から説明がありましたが、このようなマナーなどの話は一切なく)、すぐに入る部署に移動し、いきなり仕事の説明を会社の先輩からされました。

 

教育という教育を受けることはありませんでした。

 

社会人になりたてで、社会について右も左もわかっていないのに、これはどうだろうか。何が正しいのか分からない。

 

また、働くことになっても、少人数の企業の場合、会社の先輩も

 

・比較的余裕のない

・なかなか教えてくれない人

 

が多かったので、教育の環境が整っていないような気がします。

 

僕のいた少人数の企業では、人の出入りが激しく、

 

60代前後の大ベテランと、20代の超若手の二極化

 

にはっきり分かれていたので、(ブラック企業ですね…)慣れていない感じがしました。

 

 

また少人数の企業では、発達障害あるなしに関わらず、ストレスに弱い若者は、職場環境などですぐに辞めてしまう人が多かったです。

 

長く働いているベテランの人は、そのような若者と仕事をして、すぐに辞めてしまうので、昭和の考えが抜けないのか、

 

・若者に対してきつめに接してきたり

・扱いが雑なところがあるため(いわゆる、職人気質気味)

 

それで辞める人も多かったです。

 

発達障害者は、手探りで教育をしている企業よりは、

 

しっかりと教育の仕方が成り立っている企業

(名のある企業、または社員が多く、若者が継続して働いている企業)

 

の方が安心して働けると思います。

 

少人数の企業の特徴4.社長が曲者。その社長と毎日同じ部屋で仕事をすることになる。

 普通、それなりに大きい企業で、部署など細分化されている場合は、社長(代表取締役)と顔を合わせて仕事をしたり、会議をするのは、役員といった役職についている人が主になると思うのですが、

 

少人数の場合、一人一人が会社にとって非常に重要になるので、社長も常に社員を見ていないといけません。(もちろん、大きい企業もあると思いますが、少人数は大きい企業よりもこの傾向は多いと思います。)

 

よって、いつも仕事をするときは、社長も同じ部屋の中にいる状態でした。

 

 この社長が、性格がよくて面倒見のいい人ならばいいのですが(もちろん相性もあると思います)、会社の利益が関わっているので、どちらかというと、社内の人には厳しい人が多いのか、と思っています。

 

 また、会社の社長(いわゆる経営者)は、意外にも発達障害を持っている人も多いような気がします。(もしかしたら発達障害者の方は、気付いているかもしれませんが)

 

・仕事一筋だったり

・自分の意見は頑なに曲げなかったり

 

曲者が多い印象です。(もちろん、発達障害だからといって、必ず発達障害者全員と気が合う訳ではありません。)

 

そんな社長と近くで仕事をする可能性があるのですが、この、

 

「社長と仕事をする」

 

ということが私にとって一番の地獄でした。

 

その社長は、

 

①常に声が大きく、その声が自分が社長から離れていても頭の中に残ってしまうくらいの不快な声をしている。(実際に、社長が取引先と電話しているときに、声が大きすぎて、電話相手の取引先の方が難聴になってしまった、ということがありました。)

②自分の仕事の失敗を平気で他人のせいにしたり、やつあたりする。

パワハラ発言が多い。

④社員が働いている中で平気で怒鳴り散らす。

 

というトンデモ人間(おそらく悪いところだけを集めた発達障害者であろう)であったため、自分に関わらず、若手の人はすぐに辞めてしまうような企業でした。どうですか、このような企業で働きたくないでしょう?

 

人間関係が得意ではない発達障害者がこのような社長につかまると、かなり精神的に苦しくなると思います。

 

 

少人数の企業の特徴5.少人数であるため、役職といったものがなく、会社の構成について分からない。

 

しっかりした企業であれば、

業務部、技術部、製造部

 

などと部署がはっきりと分かれていて、さらに

 

業務部営業課、業務部○○課主任、

 

などと細かく役職が決まっており、細かく分かれているからこそ、業務内容も細分化していて、部署移動、というものも存在するのですが、

 

少人数であれば、基本

 

業務内容は、細分化せず、いわゆる何でも屋

 

みたいな感じになります。

 

よって、私の配属した部署の仕事内容が自分にとってかなり難しいので、部署異動させてほしい、といった部署異動の相談をすることができない。

 

さらにこれにより、「役員とは一体誰のことを言うのか?」となっていたので、企業の構成などもさっぱりわからないままでありました。

 

転職して社員が十分にいる(3桁いる)企業で働き始めて、初めて役員、取締役、課長、部長といった役職について知ることができました。

 

 

少人数の企業の特徴6.発達障害を分かってもらえない可能性が高い。(定型枠で入社した場合)

 

 これは発達障害者にとって大きいことではないでしょうか。

 

 発達障害のことを会社に言わずに入社した場合、障害者枠でなく、定型枠として入社しますが、働いていて「やはり、仕事がうまくできなくて苦しい。告白して負担を減らしてもらいたい。」と思い、告白したとしても、分かってもらえないのです。

 

 僕は、少人数の企業にいた時に、発達障害が発覚し、かなり精神面で追いこまれたので、恥ずかしいことですが、親に会社に来てもらい、親に障害のことを社長に説明してもらいました。(社長が人の話を聞かず、パワハラの多い人だったので「自分で言っても無駄だ」と思ったので。)

 

 しかし、表面的には理解してもらっても、結局大きい変化はありませんでした。

 

相変らず業務がきつく、緩和がありませんでした。

 

 前述したように、少人数では、大人数の企業より一人一人の力が必要になることが顕著になると思うのです。

 

・少人数だからこそ、周りの社員と同じくらい仕事ができないと会社が回らない。

 

・会社も少人数で回すことで精一杯だ。

 

この環境では、会社側も、発達障害を受け入れて、業務の緩和をしたくても難しいのだと思います。

 

 

発達障害者は、劣等感で就職先を選びがち

発達障害者の中には、内定がなかなか貰えずに劣等感が強くなって、結局、いい会社でなく、少人数でブラックな企業にひっかかりやすいような気がします。中には、何度も転職を繰り返しては、ブラック企業を引き当てている人もいるはず。

 

少人数の企業だと、基本的にいつも人手不足(人の出入りが激しい)なので、

「来る者拒まず!」で、人の多い企業と比べて、簡単に内定がもらえやすいと感じています。

 

もちろん、こんな人の出入りの激しい企業なんて、ろくなことのない企業ですよ!

 

 

内定が出たからと言って、必ずその企業に就職する、という決まりはありません。

 

なかなか内定がもらえないからと、「内定が出たから就活終わり!」

 

でなく、よく考えて就職先を決定してほしいと思います。

 

 

「どういう企業で働きたいか」というのは、発達障害者でも様々だと思いますが、それでも少人数の企業は避けた方がいいです。

 

入社するならば、

 

・最低でも3桁は社員がいる(正社員だけで。派遣は除く)企業で、

 

部署がはっきりとしているところがいい、と思っています。

(もし、配属された部署が、苦手な分野の仕事だったら、異動させてくれる可能性があるので。)

 

10人前後だとかなり苦しむと思います。(僕は、転職で重要視したポイントの中に、社員の多さ、が入っていたくらいです。そのくらい、社員の人数が多いほど、業務は楽になりやすい。と感じています。)

 

 

少しでも、発達障害者のみなさんが、少人数の企業に入らないでほしい。捕まらないでほしい。と強く願っています。

 

始めまして。自己紹介

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はじめまして。マシロと申します。

 

現在アラサーで、製造業で働いています。

 

職歴ですが、

4年制の大学で、デザイン関係を学ぶ

勉強したことを活かして内装の仕事に就職

すぐにメンタルがつぶれて、精神科に通院。ASD(アスペルガー症候群自閉症スペクトラム)と診断を受ける

新卒で入った企業でうまくいかず、年内に退職

発達障害をどうにかしないと、と思ったが、どうしたらいいか分からず、派遣をしながら、転職活動

現在の製造業に就職

今は5年くらい続けて働いています。

 

そんな僕ですが、

 

学生時代から、

・2人では会話できるけど、3人以上の複数での会話ができなかったり、

・冗談が通じない。最新の流行に興味がない(好きなものをずっとやってしまう。)

といったことがあり、コミュニケーションがうまくとれないことに悩んでいました。

 

大学生になってから、コミュニケーションに悩むようになって、とにかくいろんな自己啓発本を読んでいた記憶があります。

また、インターネットの質問掲示板でも、頻繁にコミュニケーションについて投稿して、そこで「発達障害というものがありますよ」という回答を得ることができて、初めて発達障害という言葉を知りました。(大学の時には診断を受けていませんでしたが)

 

社会人になってからは、

・人の間に立って会話ができない。

・話の内容が理解できない。

マルチタスクができない(電話しながらメモをとる、など)。

といったことが起こり、いつも頭がモヤモヤしているような状態になっていました。

 

今の職場についてからも、いろいろなことがありましたが、環境を変えることができ、大きくストレスを感じることなく、働くことができています。

 

紆余曲折ある僕の経験が、少しでも誰かの役に立ってくれればうれしいと思い、ブログを書き始めることにしました。

 

(文章を書くのがあまり得意ではないので、読みにくいところがあったり、ブログを書くのが初めてなので、お手柔らかにお願いします。)